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福岡市 心療内科

社会不安症

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社会不安症(社交不安症、社交恐怖)

 上がり症の中で特に重篤で先に述べたように回避や生活への支障を来す場合は社会不安症かもしれません。

 例えば、大勢の人の前で発言・発表する、仕事上、プライベート上重要な人に会う、初対面の人と会う、会食する、電話応対、記帳など字を書く(手が振るえることがあります)、人の視線が気になるなど他人の視線を受ける場面で過度の不安、緊張感を呈します。不安、緊張感が強ければ、自律神経の交感神経が活発になり、動悸、声や手の振るえ、息苦しさ、発汗、赤面、めまいなどの身体症状が出現することがあります。頭の中が真っ白になる感覚になり、話がなかなかできにくくなりこともあります。まれですが人がいると排尿困難となるケースもあります。

 社会不安症は性格の問題というより、脳機能が寄与する部分が多いとされ、治療可能な疾患です。適切な早期治療でほとんどの方が完治されると思われ、早めの心療内科受診をお奨めしております。

 原因として脳内の扁桃体が過敏となる、セロトニンなどの神経伝達物質の働きがうまく機能していない、といった指摘されています。「性格」や「気に持ちよう」という思いではなく、脳の働きが原因であり、治療反応性のよい疾患と考えるのが良いと思います。治療はこうした状態を薬によって改善することが始まりとなります。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)を主体に場合によって即効性のある抗不安薬や交感神経の働きを直接和らげる薬(振るえ、動悸などに特に効果があります)を適宜、処方いたします。

 失敗例が続くとその時の不安・恐怖感が記憶され、更に不安感が増すという悪循環に至る可能性があります。当院ではまず、成功体験を積んでもらうことを最初の目標としています。また、精神療法を併用します。支持的精神療法をベースとして、認知行動療法や森田療法を参考にしたアプローチを行います。認知行動療法と森田療法は行動に着目する点で類似していますが、前者は歪んだ認知を修正する考え方に対して、森田療法は不安を「あるがまま」に受け入れ、行動に意識を向けます。ケースによって最もよいと思われる方法を選択していきます。

併存障害 うつ病や他の不安障害と併存するリスクがあります。そのため早い段階での治療をお勧めいたします。

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