【パニック症はどのような病気でしょうか?】

突然予期しない動悸や息苦しさ、めまい、発汗、胸痛、震えなどの発作が起こり強い恐怖または不快な感じを伴います。日本では排尿や排便などに関する症状も多い印象を受けます。普通は数分間でピークは過ぎます。すぐに利用できる出口がない状態やパニック発作が起きた時に助けが得られない場所や状況にいることに不安、恐怖が出現することです。
- 例)飛行機や電車での移動や列に並ぶ、雑踏や公衆の場所、トンネルや地下道、エレベータに乗る
レストランでの食事、理美容時の洗髪
歯科治療、MRI検査、一人での外出など
経過が経つにつれて広場恐怖を伴う患者さんは、突然起こる発作以外に状況に関連する発作が増えていくことが多いようです。睡眠時の発作や特定の感情状態で起こる発作などもみられることがあります。また発作が起こるのではないかという不安(予期不安)や心配などが強くなっていき、以前に発作が起きたことのある場所などを避ける回避行動を認め、日常生活に支障をきたすケースも認められます。